「べにぢょは全く悪くない」と言った。
「すべて自分の経営ミスであり、殴られても仕方がないと思っている」と。

憤りは感じていない。喜怒哀楽のいずれでもない。敢えて挙げるなら「虚」?
突然のことに頭が真っ白になりつつ、その一方で、どうすれば自分がみじめに見えないか、とにかく冷静に、混乱した様子を悟られぬよう大人の対応をせねば、と必死で考え、しょうもないことを聞いたり喋ったりした気がするが正直よく覚えていない。


「お話は理解しました」というのは言えた。
「ここで終わる会社じゃないと思っているので、応援したい」という気持ちも伝えた。
「ご迷惑でなければ、これからも何らかの形で”アルカーナのべにぢょ”としてかかわっていきたい」とも。
未練がましいな、我ながら・・・。でも好きなんだ、アルカーナが。
嫁いだつもりだった。離婚するってこういう気持ちなんだろうか。