Re:ヤンキー魂から学ぶネットコミュニティの設計


押忍!サイバーヤンキーの私が来ましたよ!!
紅が暑苦しいまでにヤン魂への思いを語った甲斐あって(?)
コミュニティサイトの達人がエントリを書いてくれました。乙華麗!!

ヤンキー魂から学ぶネットコミュニティの設計

どういうコミュニケーションがなされていたのか非常に気になります。
詳しい人がいたら教えてください><


いつもお世話になりまくりングのけんすう先生がこう仰ってるので、
早速トラックバックさせていただきますネ☆ 夜露死苦


紅の場合はヤン魂を愛しすぎているため、客観的に語れるかどうか
はなはだ不安だけどがむばるよ><
以下、けんすう先生のエントリを基に、SSを交えて当時の思い出を語ります。


  




まず、ひとつ気になったのは・・・

おもしろい話しをして、相手を楽しませないといけないのです。


わかってねぇなあ!そーじゃネーんだよ!!!
けんすう*1にこの話をしたとき、彼はヒッチハイクを例にだして勝手に納得してたけど、
否定するのが面倒くさかったのでそのままにしてました。
2chのログにあるように、そういう人もいたのかもしれないけれど、
紅はそんな風に思ったことはないし、逆に引っ張ってもらうときも
そんなプレッシャーを感じていたわけではありません。


では、何のために引っ張るのか?
何のメリットも無い、むしろデメリットしかない行為を進んで行おうとするのはなぜか。


  


最初が辛いのはよく分かっています。でも、そこでやめてほしくなかった。
それさえ乗り超えればすごく楽しいんだよって、本当の魅力を伝えたかった。
紅はヤン魂ですごくいい人たちに出会って、彼らのおかげでナイスレディースになれた。
だから今度は私が助けるから一緒にがんばろ!っていう。ペイ・フォワード的な。
これはITmediaのインタビューでお話した気持ちとちょっと近いかも。
ヤン魂の楽しさを共有したかった。ただ、それだけです。
楽しませてもらうために引っ張ってたわけじゃない。


とはいえ、最初からこんなアツい思いを抱いていたわけではありません。
この辺りの経緯を説明するために、ヤン魂というゲームの特徴を簡単に解説します。



ヤン魂クソゲーである


これはツンで言ってるわけではなく、ガチでクソゲーです。
ゲーム性の面から評価したら、お世辞にも面白いとは言い難い。
何がダメって、バトルはワンパターンだしパッチは来ないし、ある程度まで進んだら
もうやることないんですよ。
バトルがワンパターン、というのは、分かりやすく言うと”じゃんけん仕様”です。
少しプレイすれば、敵が出す手も読めてきます。
ログインして、ひたすら勝負の見えるじゃんけんを繰り返す日々。
パッチが来ないので、新しいワールドも敵もアイテムも増えません。クソゲーですね!
レベルに関しても同様で、そこそこ上げたら、それ以上はいくら上げても変わりません。
”ある程度””そこそこ”と書いたけれど、これは割と早い段階。
まぁ紅が廃人だったからってものあるけどサ・・・。
つまり、やることないんです、このゲーム。

「○○、最近見ないね」
「あいつ、リネージュ行ったらしいよ。敵をバサバサ倒す方が性に合ってるんだってさ」
「そっか・・・」


というような、どこの三流ドラマだよ!と突っ込みたくなるチャットがログに残ってました。
紅の記憶にもしっかり残っています。だって悲しかったんだもん><




1人では生きていけない


最初にちゃりんこでスタートして原チャ・バイクの免許を取るまでの過程もそうなんですが、
各種イベント、シナリオを全て1人でこなすのは至難の業です。
誰かの助けが必要なので、学校へ行って 「○○手伝ってください、お願いします」 と、
ひたすらチャットを出します。
こう書くと「そんな教えてチャンみたいな奴、誰も助けねーヨ!」と思われるかもしれませんが
むしろ争奪戦くらいの勢いですぐに見つかります。なぜか?やることがないからです。
ここに、クソゲーだからみんなが構ってくれるという、新しい展開が生まれます。


また、ヤン魂では自分の部屋があり、男性キャラは1人で部屋を掃除することが出来ません。
ゲームを続けているとゴミが溜まっていくんですが、女性キャラがクリックでゴミを片付けられる
一方、男性キャラは女性キャラを部屋に呼ばない限り、ゴミを処分できない仕様です。
これも、学校で 「掃除お願いします」 という風にチャットを出して女性を召還します。
もっとスマートに 「今日、俺んとこ来ないか」 と誘うのもテですが、行った瞬間にゴミの山で
「掃除が目当てだったのね!ひどい><」 という展開になるので微妙です。


  
  




マブがいればそれでいい


ヤン魂では友達のことを 「マブだち」 と呼びます。以下マブね。
正直、ゲームはどうでもいいんですよ。マブと一緒にバカやれる場があればそれで良かった。
ヤンキーというキャラクターで、学園という設定で、意味のないチャットを出して笑ったり
コスチュームを揃えて記念写真撮ったり、そういう他愛ない馴れ合いの時間が
何よりも楽しかった。


  
  



学園が舞台なので、シナリオの中で卒業式があります。
これも、マブの手を借りてイベントをクリアして、一緒にお祝いしてもらう。
みんなね、ホントに嬉しいんですよ。
自分が育てた、といったら少し上から目線になるけれど、目を掛けて可愛がった後輩が
晴れて卒業を迎え、いっぱしのヤンキーになるってのは純粋に嬉しいものです。


  
  




こうして紅は、ヤン魂にどっぷりハマっていきました。
終了してもう何年も経つというのに、808MBもあるヤン魂がいまだにアンインストールせず
残っているし、当時のチャットログからSSから、全て残してあります。
それどころか、たまに起動して涙したりするからね。アタマオカシーヨ><


  



とまぁ、一気に思いのたけを綴りましたが、最後に参考リンクとして
紅が生まれて初めて作ったホームページを置いておきますね^^


全國二十路連合


当時、パソコンはヤン魂が出来るDVDプレーヤーだと思い込んでいた紅が
寝食を忘れて気合いと魂だけで作成したサイトです。
インド人の顔も真っ青になるほどのクオリティを保障します。
なんかね、もう恥ずかしいこととかないしね。いいよね。
ブックマークしたらぶっとばす^^^^
いま見たら懐かしくて涙出てきた・・・うぅ・・・ヤン魂やりたいよう・・・。


*1:以下敬称略