萌えられたって困るわよ にんげんだもの

■文化系女子萌えを嫌がる人がいる理由がやっとわかった(気がする)


文化系女子云々のお話はよくわかりませんが、
一般女性が萌えと言われるのを嫌がる心理はなんとなく分かる気がします。



pal-9999さん曰く、萌えには愛があまり含まれておらず、性欲を掻き立てるメタがかなりの部分を占めているため、


「萌え」対象として見られるということは、つまり、性愛に含まれるような、
長期的関係を築くべき対象としてでなく、短期的な関係を築く上で(セフレとかね)、
最適な存在として見られていることを意味するように受け取った女性が少なからず存在したのかもしれないという事


と、推測しております。
すごく深い考察で、読んだときは「ほえー」と感心してしまいました。
確かにそういう女性も存在したのかもしれません。
でも、女っていうのは意外と世の男性が考えているほど複雑な生き物じゃなくって、
この話も女同士だったら「萌えって言われるの嫌じゃない?」「あー、わかるわかるー」ってな具合にさらっと通じちゃう。
でも「なんで嫌なのか詳しく説明してくれ!」って言われても、女は通常頭は使わずに感覚だけで話してるので、「なんとなく嫌なんだからしょうがないじゃん」で、ジ・エンド。
めでたしめでたし・・・と言いたいところだけどこのままでは永遠に男女の相互理解が得られないから、野暮を承知で頭を使って考えてみよう♪と土曜の朝から”萌え”についてあれこれ頭を悩ませているわけです。うん、今日もいい天気だ。



では本題。
文化系女子というカテゴリに関する議論は取り合えず置いといて。
もう一度胸に手を当てて考えてみると、
一般の女性が「○○ちゃん萌え〜!」と言われて嫌悪感を覚える心理の裏には、
「萌えなんて言葉でキャラ扱いしないでよ!」「なんにもわかってないくせに!」
という苛立ちがあるのではないか?と思い当たりました。


説明の前に”萌え”って言葉についてちょっと思い出してみると、
これはもともと二次元のキャラクターについて使われていた言葉であって、
決して三次元の女性に対する評価、例えば綺麗だとか可愛いとか、
そういったものとはまさに別次元の言葉だったはずなんです。


それが昨今のオタクブームで一気に広まり、
日本中の男子が行列の出来るデートスポットで「キミってホント萌えるよね」なんて
三次元の女性に対して面と向かって唱える時代になってしまったのです。
あぁなんと嘆かわしい。元祖オタが聞いたらさぞ驚きになることでしょう。


なんで驚くかって?
そりゃアナタ、萌えは本来オタが理想とする架空のキャラクターに使われる言葉であって、
生身の女性に対して使う褒め言葉ではないからですよ。
アスカラングレーとか麻帆良学園中等部の生徒とかエロゲのヒロインとか、
とにかく二次元の女の子に向かって唱えるべき愛の言葉なんです。


対する女性は、フィギュアとして売られてるようなアニメキャラや、ツンデレ素直クールといった妄想属性キャラに対して使われる”萌え”という評価を頂戴しても全然嬉しくない。
そういうキャラクターを意図的に演出している人間は別ですけどね。芸能人とか。


三次元に萌えと使う違和感、そして萌えと言われると嫌悪感を覚える心理。
それはたぶん、「アタシはアンタのフィギュアじゃないのよ!」っていう、
生身の女としての主張があるんじゃないかな?


三次元の女って言ったらもちろんうん○こもするし、どうみても放送禁止だろ、って顔で
ディスプレイ眺めたりキーボード叩いたりしてるわけだしさ。夢を壊してごめんなさい。
でも悲しいけど、これ、現実なのよね。
生きた人間を二次元のキャラクターを見る目で評価されたら困るもの。
実際の生きてる女性はそんなに一面的じゃないし、勝手に夢見て萌えラベル押し付けないで欲しいよねー!ってあたりが、感覚で同意しあう会話の正体のような気がします。


だから文化系女子さんも、現実を見ずに”文化系女子”という属性だけを見て、
一人の女としてではなくキャラクターとして安易に萌えと評価されたことを
嫌がってるんじゃないかなって思いました。



ってココまで書いてふと思いついたことがあるけど、
完全に脱線になるので仕切りなおしてまた次回書きますね。



ついでに私信ぽい追伸。
ココ見てくれてるかどうか分からないけど・・・
前々回のミクシィに関する記事でコメント残してくださった方、ありがとうございます。
いろんな方の意見が聞けて本当に嬉しいです。
時間があるときレスしよう、と思ってたらどんどんたまってしまって、
つい先延ばしにしてしまいました(つд・)ゴメンナサイ。今日中にレスしますね。
コメント放置するタイプじゃないんです、やればできる子なんです・・・ホントなんです・・・!!