ニュースサイトに取り上げられるということ

紅にとって、自分の書いた記事がいつも見てるニュースサイトで取り上げらたり
はてなブックマーク注目エントリーに選ばれるということは、
毎回楽しみに見ている甲子園のマウンドに突然わが子が立たされるようなもの。
ブログの記事は自分の分身、いわばお腹を痛めて産んだ可愛い子供みたいなものだからさ。


今日はどんなメンバーで試合が展開されるのかなーってわくわくしながら見に行ったら、
自分の子供がいきなり先発ピッチャーに抜擢されたりしててびっくりする。
やっぱり一生懸命育てた子供が憧れのマウンドに立っている姿を見るのは嬉しいし誇らしいけど、大勢の観客はその子が今までどんな練習を積んできたかなんてもちろん知る由もなく、
ただその試合で良い球を投げられるかどうか、彼らが支持する監督が選んだその選手の
その一試合のプレイだけを見に来てるわけで。
母親としては嬉しい反面、野次やブーイングが飛んでくるんじゃないかって気が気じゃない。
でもそこで良いプレイと認められれば、それを見た他のチームの監督さんがまた別の試合で使ってくれたり、それに対抗するバッターがバッターボックスに上がってきたり。


いっぽう子供の立場、ご近所の草野球チームの人気者としては、いきなり甲子園のマウンドに立つのは物凄く怖い。
いろんな観客の声がどうしても耳に入ってしまい思わず耳をふさぎたくなるけど、
たまに聞こえてくるご近所さんの声援がすごく嬉しかったり。
あぁ、良かった、一人じゃないんだなって思う。
今までの自分を知っててくれて、応援してくれる人がいるって安心できる。


一度大勢の観客の声を聞いてしまった親子は、次の甲子園に向けて、今度は観客に好かれるにはどんなプレイをすればいいのか、監督さんの目に止まるにはどうすれば良いのか、なんてやらしい相談をこそこそし始める。
でもそんな余計な事を考えてる暇があるなら練習に励め、っていう話で。


そう、紅がはてなでブログを始めて感じた事なんだけど、ここは本当に安心して書ける場所。
はてなで人気のあるブックマーカーさん、ブロガーさん、そしてニュースサイトの管理人さんのアンテナってのは本当にすごくって、無名の選手でも良いプレイをすれば、どこかの監督さんがちゃんと見つけてくれる。
チームバランスやタイミングを見て、「ココ!」ってところで甲子園のマウンドに立たせてくれる。
だから、「苦労したところでどうせ誰も見てくれないんだから、そこそこ適当にやっておけばいいや」なんて卑屈に思うことがない。
頑張れば必ず見ててくれる人がいるって知ってるから、余計なことを考えずに、たっぷり時間をかけて好きな野球の練習に専念できる。
無理に人目を引くプレイや媚びを売るようなプレイをしなくてもいい、自分が良いと思う野球を思いっきりやっていれば、一番良いコンディションのときに監督さんが使ってくれるって信じられる。


はてブ然りニュースサイト然り、最高の試合の裏にはこういう信頼関係があったんですね。


別に甲子園に出ることが全てじゃないし、毎日が甲子園じゃとても身が持たないんだけど、
やっぱり野球やってるからには一度は出てみたい、って思う場所じゃないですか。
今週いつも見てるまなめはうすさんで取り上げていただいて、
初の甲子園出場を果たして感じたことを書いてみました。
うちの子を見つけてくれて、本当にありがとうございました!



5月14日 母の日
以上、母と子のキャッチボール日記でしたっ♪