「茨城出身です」「わかる気がするw」プロブレム


こんにちは。べにぢょです。

茨城生まれで東京にきて10年以上経って、今も東京にいるのですが(過ごしやすくて気に入ってます)、たまに出身を聞かれます。私は人の出身がどこかについては興味を持てなくて、興味があるのはフォロワー数についてのみなので、出身を聞かれるたびに、出身なんて聞いて楽しいのかしらと思うのですが、裏を返すと、「出身の話くらいしかすることがないくらい相手が退屈している」ということなのではないかと思い、もっと楽しい話ができるようになんねきゃダメだっぺな……と反省します。


それはともかく、出身を聞かれて「茨城」と返したときの反応をベスト3形式で書かせていただくとこうです。


【第3位】「ウソ!いま茨城弁で話してないじゃない」


茨城人の全員が東京にきても訛りが抜けないと誤解している人はこう言います。こういう人に、つぶやきシローは栃木、栗山千明は茨城出身であるという話をすると多少受けますが、「じゃあ今から茨城弁で話すからおめーも茨城弁で話してくれっけ?」などの方が受けがいいです。


【第2位】「今まで一度も行ったことない」


己の人生においては未踏の地であることをアピールし、茨城に対する無知を正当化するパターンです。それは恥ずべきことではないと主張するために、追いうちをかけるように「だって何かあるの?(なにもないだろう)」と、さっき茨城弁で話そうといったルールも忘れて反語調でねじふせてきますが、仰るとおり何もありません。この場合、「私の家があるよ」ということで、一切の反論を封じ込めることができます。



そして第1位は…タイトルにしているので引っ張っても意味はないのですが…。

【第1位】「わかる気がするw」


……です!

「わかる気がするw」さんには、納豆を腐らせて作った王冠と、副賞として干しいも1年分を贈呈します!



―しかし、「ウソ!」もそうですが、「わかる気がするw」は、出身として関東地方を挙げたときにはまず考えられない反応です。「千葉出身です」「わかる気がするw」はないですよね。「茨城出身です」「え?……でも、東京(or 神奈川サン)ぽい感じがするよね」はあります。


単に「そんな雰囲気がある」というのであれば、その地域を聞いて抱くイメージとマッチしている、というだけなのですが、残念なことに、「モテません」と言ったときの「わかる気がするw」と比べて見事にセイムワード&セイムアクセントなのです。


つまり、「茨城出身です」「わかる気がするw」の意味は、「あなたのことはよく知らないけど、人より劣った属性の持ち主だということはひと目でわかった」という、四次元における嘲笑なのです。優越感にひたっている感じが伝わってきて複雑な気持ちになってしまいます。「複雑な気持ち」だと、何も言っていないのと同じなので、その複雑さを箇条書きにしますと、

・相手はからかい半分で言っているというのは大前提。悪意はない(たぶん) ・しかしこの人が私のホームタウンであるところの茨城を蔑視しているのは明らかである ・まあ特に郷土をけなされても平気なのでいがっぺよ ・とはいえ悪意がない差別ほど恐ろしいものはないのでここはちゃんと言っておくべきか ・この人が茨城を侮蔑しているのは、「田舎」「観光地がない」という類型化された イメージによるものだろう ・つまり私は「素朴だ」と思われているのだ ・それってものすごくポジティブに考えると「あなたが好きだ」ということだろう ・だとしたら「侮蔑されながら愛される」>「侮蔑されもしないが愛されもしない」 かもしれんねー ・そういう目で見てなかったけど、この人、男前かそうでないかのふたつにわけると ……男前? ・いやいや、少々かっこよくてもデリカシーなし男に愛されてうれしいか? 話がかみ合わないだろう…… ・そもそも「わかる気がするw」だけでそこまで考えるなんて自意識過剰にもほどがある たかが人生に、コストをかけすぎである


……などという逡巡を、この「わかる気がするw」発言のたびに経ていたのですが、返事の仕方として

「茨城出身です」 「わかる気がするw」 「そうなのー?じゃあB型でさそり座で嫉妬深くてネクラなのもわかったー??」

と、より強烈なカードを提示することで、相対的に「茨城出身」という情報の価値を下げることにしました。
そもそも出身の話を聞かれているという点で、相手は話が合わないと思っているに違いないので、さらにネガティブな情報を提示しても、べつに失うものはないかなと思うからです。郷土愛満載な茨城人にとっては悲しい話なのかもしれませんが、郷土でしか自分をアイデンティファイできないというのもそれはそれで残念な生き方だと思うので、私はやっぱりインターネットの中で強く生きていきたいところであります。



■元ネタ
「大阪出身です」「え〜!見えない!」プロブレム - ココロ社 ♪ほのぼの四次元ブログ♪

有料メルマガは高級クラブと同じだよー!

「女の子とお酒を飲むのにどうしてお金を払わなきゃならないの?
 会社の子と飲んだらタダじゃん」

「ブロガーの文章を読むのにどうしてお金を払わなきゃならないの?
 ブログで読んだらタダじゃん」


生物学的な意味での女性と飲むだけなら、そこそこ体裁が整った文字列の集合体を読むだけなら、ゼロ円で簡単に叶えられます。
負担を強いられるだけの付加価値を見出せなければ、なぜそこでお金を払う必要があるのかさっぱり分かりませんよね。
先日、話題になったブロマガも、あちらこちらで言論のバーゲンセールをしてる人たちがたくさんいるじゃないですか!
イヤイヤどちらかというと皆さま方にはそろそろ蛇口をしぼる方向でお願いしたいんですが…というのは個人的な意見なのでさておき。


どうして無料で手に入るコンテンツでお金を取ろうとするの?
純粋に応援してる私の気持ちを利用してるの?金だけが目当てだったの??
そりゃあいつもブログ読んでるし「応援してます♪」ってコメントしたし毎回気前よくはてなスター付けてるけど、「じゃあ俺のために金払ってくれるよな」 ってそんな風に足元見なくたっていいじゃない!私の気持ちを試すなんてひどい!!!


はぁはぁ・・・。つい興奮してだめんずな一面を露呈してしまった。閑話休題
それでも、こうした有料メルマガにお金を払って購読している人はたくさんいます。
なぜ、無料で手に入るコンテンツにお金を払う人がいるのでしょうか?


すぐ思い付くのは、私のようなだめんず…もとい、一途な愛ゆえに、
コンテンツではなく ”その人自身と接触を持てること” に価値を見出してお金を払っている可能性。
ブランディングに成功している有名人の方は、この理由からメルマガを購読する人の割合が他の人に比べて多いため、”信者ビジネス”と揶揄されてしまうのでしょう。
これは、分からない人には一生、分からない心理かもしれません。
でもほら、「○○ちゃんは何しても可愛いねぇ^^」 とか 「※ただし××くんなら何しても許す」 なんて言う人が、身近に1人くらいはいるでしょう?
つまり、”その人であること” に、何よりも価値があるのです。コンテンツのクオリティは二の次。*1



それともう1つ。考えられる理由は、
自ら ”お金を払う” という選択をしたことで、対価を得ている可能性。
分かりにくいことを承知の上でボールドにしました!今から説明します><


ある高級クラブは、この不景気の最中でも超高額な価格設定を貫き、決して値下げや割引サービスをしないにもかかわらず、連日大変混雑して超満員です。
なぜか?それは、どの店よりも値段が高いからです。
お客様は、”高い店であること” に価値を見出し、高いお金を払うことでリッチなひとときを手に入れているのです。
もちろん、店側もそのブランドに恥じないサービスを提供しているでしょう。
それでも、”高額なお金を払う” という選択の対価に納得してもらうためには、店側がどんなに完璧なサービスを提供しようと、お客様自身がハナから楽しむ気ゼロでやって来たなら意味がありません。


無料で、あるいは安く手に入るものに対して、敢えて ”お金を払う” という選択をした。
それはすなわち、お金を払ってでも手に入れようという意欲、ハングリー精神があったはずです。
ネット上には、無料で読めるテキストはいくらでも転がっています。
けれど、ワンクリックで簡単に表示されるテキストを、あなたは真剣に読んでいますか?


極論を言えば、有料メルマガで配信されるテキストは、無料のブログと同じものでもよいのです。
それを読むあなた自身が、お金を払うことで、そこから何かを得ようと思えるなら。そういう気持ちで、真面目に文章と向き合えるなら。
きっとそれだけで、月に数百円を支払う価値はあるでしょう。


もちろん、有料メルマガには無料のブログよりはるかに有益で魅力的な文章がたくさんあります。
でも、あなたが 「金払ったんだからちゃんと面白いこと書けよ!」 という気持ちでいたなら、書き手が思いをこめた文章も儚くなるだけ。



もう、あまりに情報が溢れすぎてますものね。
わんこそばのようにフィードを消化するのもいいけれど、お金を払って、秋の夜長に好きなブロガーとゆっくり向き合うのもオツじゃないかしら。




あっ、そうそう、べつにたいしたはなしじゃないんだけどさあ!
私が 「これは面白かった!」 って思ったブロマガの記事を紹介しておきますね!


もしアレだったらアレしてみたらいいよ!ハックルハックル\(^o^)/



■愛しのハックル様へ捧ぐソング

[> はてなを去った偉大なあの方へ捧ぐレクイエム(歌:HTN48)
[> 「雑誌」がネットでも流行らない理由
[> 「広告モデル」の終わりと「異常な愛情モデル」のはじまり
[> 交渉相手を口説く魔法の言葉(オマケ有り)

*1:なんて言ったら本気で書いている人に失礼ですが、これが信者の心理です。ただしこれは ”重度の信者” の例であって、”ちょっとした信者”、”信者といっても過言ではない”、”どちらかといえば信者”など、その度合いは多岐にわたります

はてなを去った偉大なあの方へ捧ぐレクイエム(歌:HTN48)


飲みたかったー! 飲みたかったー! 飲みたかったー!
Yes!
飲みたかったー! 飲みたかったー! 飲みたかったー!
Yes!
お茶をーーー!!


はてダで 全力で ハックル! とがってた日々が終わる
風に吹かれていた髪も 今はもう、ない。


ガツンと言いたい ぼくの気持ち
はてなに行くんだ
和幸で買った弁当を持って…


心から 謝罪してほしい
無視をせず ぼくを認めろ
うすらバカ ブクマをしよう
100いけば 発表するよ


飲みたかったー! 飲みたかったー! 飲みたかったー!
Yes!
飲みたかったー! 飲みたかったー! 飲みたかったー!
Yes!
お茶をーーー!!


どんどん湧いてくるアンチも かまわずに はてブ伸ばす
ブコメ非表示機能 かつて 僕が取りつけた


そんな上手に 釣れなくても
はてなー向けでいい
自分らしいエントリで 踊れ!


もしドラ」が 大切だから
disるやつ 許しはしない
誰よりも 天才だから
ぼくのこと 認めてほしい




好きだから好きだと言うよ
いかないで はてなで遊ぼ?
好きだからブログ書いてよ
もしドラ」は まだ読んでない


ラララララ ラララララララ
ラララララ ラララララララ
ラララララ ラララララララ
ラララララ ラララララララ


会いたかったー! 会いたかったー! 会いたかったー!
Yes!
会いたかったー! 会いたかったー! 会いたかったー!
Yes!
君にーーー!!
会いたかったーーー!!!



■元ネタ
会いたかった(AKB48) - うたまっぷ


■ハックルハックル
はてなと別れ、メルマガを始めるぼく - ニコニコチャンネル
お茶が出ませんでした! - 岩崎夏海 / Twitter


はてな以外どこにも行く場所がない人へ
俺ら他のブログさ行くだ - 2007年9月17日
はてブ関白宣言 - 2007年2月9日


■こんな人もいましたね
燃えて egachan - 2008年10月6日


■まだ暇を持て余している人へ
ニホンノミカタ -ハーバードカラキマシタ-(歌:Facebookチーム) - 2011年2月24日
HIP STAR(元ネタ:POP STAR) - 2011年7月5日